
新規入庫のムーヴラテです。
何気に最上級グレードのクールターボ。
だから買ってきたんやけど。
平成19年式なので、ほぼ最終モデルとなります。

ラジエーターのアッパータンクから
冷却水漏れがございますので、
交換していきたいと思います。
ちょっと前に「餅は餅屋や!」なんて
言ったばかりではありますが、
軽のラジエーター交換くらいなら
当店の設備と私の技術でも可能です。
絶妙にピントがズレていますが
アッパータンクのカシメ部分に
薄っすらとピンク色のクーラントが
滲んでいるのがおわかりでしょうか。

純正ラジエーターはクソ高いので
今回は社外品を使います。
仕入れたのは、安心のコーヨー製。
5,000円とか6,000円とかで謎メーカーの
格安ラジエーターもあったんですが、
ここは安心の国産メーカーのものをチョイス。

フロントバンパーを外したところ。
ラジエーターのドレンボルトを緩めて
中の冷却水を抜いていきます。
ATFも同時に若干抜けちゃいます。

作業しやすいように左ヘッドランプと
バッテリーも外してラジエーター摘出。
ファンシュラウドは置き去りです。

これが取り外したラジエーター。
薄ピンクになっているところが
冷却水が漏れて乾いたところ。
ジワジワと漏れていたようです。

アッパーホースの挿し込み口。
ホースを外すときに割れちゃいました。
もう限界だったんでしょうね。
長い間、お疲れ様でした。

そして新品を装着していきます。
当然ですが、ピッカピカです。

ついでといっちゃーナニですが、
バッテリーも外したついでに
新品に交換しておきましょう。
こちらもだいぶお疲れだと思うので。

ほんで、社外ホーンに交換されているのに
なぜか残されている純正ホーン。
こういうの、あまり好きじゃないので
こいつもついでに取り外してしまいます。

ちなみに付いていたのは
ミツバのアルファーⅡ。
パパパンっ!
定番ですが、いい音です。
色はグリーン。
他にもホワイトとシルバーが
ラインナップされるんですが、
アルファーと言ったらやっぱりグリーン。
異論は認めません。
ちなみに元祖アルファーホーンとの違いは
開口部の大きさとステーの角度。
音はほぼ一緒だと記憶しています。
さらにアルファーⅡのサイズを
20%ほど小さくしたアルファーⅡコンパクト、
そしてシングルホーン化された
アルファーⅡコンパクトシングルが存在します。

新しいラジエーターを取り付けた後は
しっかりとエア抜きしていきます。
クーラントチャージャーなんて高尚なものは
当店には存在しませんので、
お手製のSSTで対応します。
SSTなんてカッコいい言い方しましたが、
ペットボトルを適当なサイズに切って、
口のところをマステでグルグル巻きにして
口径を合わせただけなんですが。

そうそう!
ついでにラジエーターキャップもサラにしましょか。
“ついで”が多い作業です。

そして少し抜けたATFも補充します。
細口のじょうごがありませんでしたので
(どこいったんやろ)
またもやSST(紙を円錐状に巻いたもの)を使用。

ちなみにもともと入っていたATFも
ご覧の通りかなりきれいなものでした。
定期的に交換されていたんでしょうね。

走行距離は少し多めなんですが、
けっこう手が入っていそう、というのも
このムーヴラテを仕入れてきた理由なんですよね。
タイミングベルトも交換されてるっぽいし、

エアクリやプラグなんかも
そこそこ近い時期に交換されているようです。
しっかり試乗して、異常がないことを確認。
商品化するまでにまだもう少し
手を入れたいところがあるんですが、
楽しみにしていてくださいね。






