
先週末に仕入れたSクラスの紹介です!
●平成21年式 前期型最終モデル
●実走行109,500km
●車検 令和8年3月23日まで
●修復歴無し
●S63 AMG ロング
・6,300cc DOHC V型8気筒“156”エンジン
・電子制御7速オートマチック
・アクティブボディコントロール
・AMGスピードシフト
・AMGスタイリングパッケージ(F/S/R)
・AMG19インチマルチスポークアルミホイール
・AMGスポーツサスペンション
・AMG強化ブレーキシステム
・AMGスポーツエグゾーストシステム
・AMGデュアルツインクロームエグゾーストエンド
・フルレザーインテリア
・AMGスポーツシート《セミアニリンレザー》
・ラグジュアリーヘッドレスト
・AMGスポーツステアリング
・シルバーアルミニウムパドルシフト
・RACE TIMER《AMG専用機能》
・IWC INGENIEURデザインアナログ時計
・アルカンターラルーフライナー
・ナイトビューアシスト
・ガラススライディングルーフ
・赤外線反射ガラス
・全席メモリー付きパワーシート
・全席シートベンチレーター
・全席シートヒーター
・マッサージシート
・パークトロニックシステム
・ヒーテッドウィンドウウォッシャー
・後席ドア&リア電動ブラインド
・キーレスゴー《スペアキー有》
・クロージングサポート
・自動開閉トランクリッド
・後席専用クライメイトコントロール
●特別外装色“ミスティックホワイト”
●バイキセノンヘッドライト
●COMANDシステム
●HDDナビ
●DVDチェンジャー
●バックカメラ
●アンビエントライト
●自動防眩ルーム&ドアミラー
●クルーズコントロール
●ETC
●取扱説明書
●新車時保証書
他の車の下見をしている時に、
たまたま横の列に並んでいました。
「きれいなW221やなー」って見てみたら
なんと10万kmを越えてるじゃないですか。
この走行距離でこの美しさ、
間違いなく素晴らしい保管環境のもとで
大切にされてきたに違いない!と
下見をして仕入れてまいりました。
平成21年式、前期型最終モデルのW221です。
ただのニーニーイチじゃないですよ、
6,300ccのV8エンジンを搭載した
「S63 AMG ロング」です。

ボディカラーは色番号048、
“ミスティックホワイト”です。
一般的なW221前期の白は色番号650の
“カルサイトホワイト”なんですが、
こちらの個体はメルセデスのdesignoプログラムの
ミスティックホワイトがセレクトされています。
ちなみにカルサイトホワイトはソリッド、
ミスティックホワイトはパールです。
業者オークション評価4点のきれいな外装です。
「4.5点とちゃうんかい!」と言われそうですが
ほとんどのオークション会場では
走行距離が10万kmを超えると
最高評価点が4点となります。
気になる傷や凹みは無く、
本当にきれいな外装です。
いや、マジできれいよ。

迫力のあるAMGのフロントバンパー。
S550にオプション設定される
AMGスポーツパッケージのそれとは
また異なるデザインなんですよね。

ヘッドライトはキラリンコンです。
バイキセノンヘッドライトとなっています。

リアバンパーも当然ですがAMG。
4本出しのAMGマフラーが
迫力のV8サウンドを奏でてくれます。
私、前期型のこの武骨なリアビュー、
嫌いじゃないんですよね─。
もちろん後期の方が洗練されてて、
ウィンカーもLEDになったりして
シュッとはしてるんですけど。
当時、スマートなW220からイメージ一新、
張り出したリアフェンダーと相まって、
前期のこの雰囲気が好きなんですよね。

サンルーフは標準装備です。
さすが、AMG。
チルト、スライドともに問題なし。

サイドステップもAMGスタイリング。
AMGの19インチアルミホイールには、
2022年のPIRELLI P ZEROが履かれています。

見て、このモール。
ありがちな鱗状の腐食はまったく無し。
きれいなもんです。

インテリアもきれいですよ!
AMGなのでフルレザーインテリアです。

そしてセミアニリンレザーシート。

AMG専用のスポーツシートとなっています。

最も使用頻度の高い運転席の座面ですら、この状態。
よほど大切に乗られてきたんでしょうね。

ステアリングも同様にきれいです。
丁寧に扱われてきたことが窺えます。
AMGはウッドとのコンビではなく、
ややガングリップ形状のフル本革仕様です。
アルミニウム製のパドルシフトも付くんだぜ?

W221から一部液晶が採用されているメーター。
よく見ると、下に“AMG”とありますね。

“AMG”をセレクトすると、
ストップウォッチをはじめ
水温などの情報が閲覧できます。
ま、使わないだろうけど。

ナビは純正のHDD。
CD音源の録音が可能です。

バックカメラやPTS付きでロングボディでも安心です。
ちなみにPTSとはパークトロニックシステムのこと。
障害物センサーやね。

よく壊れるCDチェンジャーも問題なし。

ちなみに上級グレードですので
オーディオはハーマンカードンです。

そしてそして!
AMGはIWCのアナログウォッチが付きます。
ベントレーとブライトリング、
キャデラックとブルガリ、など、
自動車メーカーと時計メーカーって
けっこうコラボしてますね。

フルレザーインテリアですので
ダッシュボードも革張りです。
これがまたカッコいいんや。

ヤニ汚れ、タバコ臭無し。

W221のアームレストの蓋、
よくぶっ壊れてますけどこちらは無事です。
各所に大切にされてきた感があります。

そうそう!
前期型最終なのでパワーウィンドウの
スイッチが変更されてるんですよ。
初期モデルは開/閉ともに
上から下に押すタイプだったんですが、
前期の最終になって一般的な日本車と同じく
押したら開く、引き上げたら閉まる、になりました。

ちなみにスマートキーが付くのも前期最終から。
メルセデス風に言うと“キーレスゴー”ですね。
W220でも並行モデルには付いてましたが、
ディーラー車では付いてなかったですね。
なんでやろ、電波法の絡みとかかな?

ロングボディですので後席も広々。

後席ドアの電動ブラインドが
VIP気分を高めてくれますね。

もちろん後席もパワーシートとなります。
さらにはエアシート&シートヒーター、
シートメモリーも付きます。

なんか色々とできるんやね…。
使いこなせるかどうか。

高級感のあるアルカンターラルーフライナー。

ウィンドウガラスは二重ガラス。
W220では気泡が入りまくってましたが、
W221ではまだそんな個体は見たことないですね。
改善されてるんでしょうか。

けっこう広いトランクスペース。

当然の如く、パワートランクです。
メルセデス風に言うと“自動開閉トランクリッド”。

そしてこいつが目玉のM156エンジン。
6,300ccのDOHCのV型8気筒です。
かつての欧州車はグレード名の数字が
そのまま排気量を表すことが多かったですね。
例えば私が乗っていたW140のS600なら6リッター。
C43 AMGなら4.3リッターなど。
BMWでも例えば530iなら
(5シリーズの)3リッターなど。
ところがですね、最近では
燃費向上やCO2排出量低減のために
ダウンサイジングターボ化されていることが多いです。
例えばS600は5.5リッターツインターボだったり、
535iなら3リッターターボなどなど。
C63なんてモーターが付いた2リッターです。
「排気量は少なくなったけど、
パフォーマンスは決して落としてないよ」
という思いを込めたグレード名なんでしょうけど。
で、このM156型エンジンですが、
最高出力525ps、最大トルク630Nm!
このハイパワーを6,300ccの
過給機無しの自然吸気で実現しています。
まさにダウンサイジング時代に抗った
最後の大排気量自然吸気エンジンです。
そして、私の記憶が確かならば、
M156はメルセデスのエンジン流用ではなく
AMGが一から開発してるんじゃなかったかな?
ちなみに“ワンマン・ワンエンジン”を謳うAMGは
エンジンを最初から最後まで
ひとりの職人がすべて組み上げ、
完成時にはそのサインを書いたプレートが
エンジンの上に貼り付けられます。
こだわりを感じるね!

ちなみに6.3リッターとか言ってますが
性格には6,208ccですので、ほぼ6.2リッターですが。
でも大排気量には違いありません。
「排気量は正義」
大排気量NAエンジンならではのフィーリングを楽しめる
最後のSクラス、最後のAMGかも知れません。
走行距離は多めですが非常に状態の良いお車です。
お問合せ、お待ちしております!
明日は火曜日ですので、定休日でーす。






