私の愛車 兼 弊社デモカーでもある、
ランドクルーザーを紹介します。
UZJ100W、所謂、
ランクル100ってやつです。
平成16年式の中期型。
ガラスの色が後期と同じになる
「中期の後期」モデルです。
もう17年前の車になりますね。
オフロード車という性格上、
どちらかと言えば
荒くたい乗り方をされることが多いです。
当然、程度の良い個体は少ないです。
そんな中で、なぜ私が
ランクル100という車種を選んだのか。
その前に、私が以前乗っていた
1台のセルシオを紹介します。
昨年の春に入手した、こちらのセルシオ。
UCF21後期型、その中でも
平成10年のマイナーチェンジを経た
「後期の後期」モデルです。
ずっと昔から欲しかった条件、
・低走行、程度上
・C仕様Fパッケージ
・革/マルチ/SRの全部付き
・ダークグリーン
これを満たした極上個体を手に入れ、
私のマイカー兼デモカーとして
所有することにしました。
売るつもりはなかったのですが、
「こんなのも持ってるんですよ」
という意味でカーセンサーに載せたところ
広島県のG様というお客様から
猛烈なラブコールをいただきまして、
お譲りすることになりました。
私、免許を取ったのが
平成11年、18歳の時ですが、
まさに20後期セルシオが、ど現行。
カッコよく見えました!
もちろん18歳のボウズに
そんな高級車が買えるわけもなく、
ただ猛烈な憧れを抱いただけでした。
それもあって、弊社は今でも
20系セルシオ(特に後期)には
力を入れているのですが、
そんな中で手に入れた
このダークグリーンのC-F、
これを上回るほどの(私個人の好みとしての)
魅力を感じる、そして条件を満たす個体が
もう出てこないだろう、
そう思っていました。
そのダークグリーン号を手放し、
さぁ次はどうしようと思っていた矢先、
コロナですよ。
中古車相場が一崩れ、
ちょうどいいタイミングだと思い
前から狙っていたランクル100を
手に入れた次第です。
「オフロード界のセルシオ」
と揶揄されることもあるランクル100。
セルシオ好きとしては
一度は乗っておかなければ、と。
狙ったのは当然、最上級の
VXリミテッド Gセレクション。
ひとつ下のグレードとなるVX-LTDでも
OP選択できるサンルーフですが、
Gセレでは標準装備となります。
さらに、革シートが選べるのはGセレのみ。
昔から言われているVIPセダンの三種の神器、
革シート・マルチ・サンルーフ、
これが揃うのはGセレのみなんです。
そして手に入れたこちらの個体。
業者オークション評価4.5点、
走行距離は7万kmちょいだったかな。
どノーマルのVX-LTD Gセレクション、
狙っていた革/マルチ/SRの全部付き。
いくら革シートが選べるGセレでも、
装着されている個体は多くはありません。
そんな中でも程度の良い個体となると
数はかなり絞られてきます。
そして拘りのガソリン車。
巷ではディーゼルが人気ですが、
セルシオの異名を取るなら、
V8エンジン搭載のガソリン車でしょう。
100系ハイエースなどはトルクのある
ディーゼルが欲しいところですが、
ランクル100くらいになると
ガソリン車は4.7Lの大排気量。
十分によく走ってくれますし、
静かで安い、言うこと無しです。
良い条件を満たした
この個体に出会えたのは、
本当に幸運でした。
ディーラー記録簿たっぷりの、
2オーナー車。
初代、2代目、どちらのオーナー様も
しっかりと手を入れておられたのが
記録簿からもわかり、
さらにアクティブサスなどの
高額部品も交換記録がありました。
ですが、いくら状態が良いとはいえ、
17年前の中古車ですから
手を加えたいところはたくさんあります。
「古い車をきれいに乗る」、
それを実践してみたいと思います。
まずはボディ磨きとコーティング。
これは基本的なことですね。
それからライトレンズ類の交換。
ヘッドライトユニット、ウィンカー、
コーナーランプ、フォグランプ、
すべて新品に交換しました。
コーナーはちょっと洒落っ気を出して
USトヨタ純正を選びました。
「目力」という言葉がありますが、
よく人間の目に例えられることが多い
車のヘッドライト。
ここが曇っていたりすると
クルマ全体の印象が悪くなってしまいます。
ウィンドウのベルトモール、
バイザーもすべて新品交換。
ピラー部分は塗装なので、
ここも塗装屋さんで塗り直してもらいました。
黒いところは黒くないと
シャンと見えませんからね。
革シートはクリーニング。
弊社在庫車のうち革シートのものは
基本的に同様の施工を行っています。
それからシフトノブも新品交換。
コンビハンドルだけでなんと
14万円もしやがるんですよ!
消費税別で!
どう思います?
高すぎでしょ。
もともとのステアリングも
革部分が少しスレていた程度で、
そこまで状態が悪かったわけではなく、
さすがにこれはしばらく悩んでいたのですが、
ちょうどその時期にM様というお客様が
うちで30後期セルシオのeR仕様を
購入してくださったんですよ。
で、そのM様がですね、
コンビハンやシフトノブを新品で、
さらに新品のレグノGR-XⅡをバチッと履かせた
超きれいなeR純正18インチをご用意され、
「気持ちよく乗りたいんで
納車までに交換しておいてほしい」
と御用命くださったんです。
それに私は心を打たれてですね、
自分のランクルのステアリング交換に
踏み切ることができました。
運転中、ずっと触れている部分ですから
これは満足度が高いですよ。
まさに、お値段以上。
あとはメーター内の油温計、
これもずっと「C」位置のままだったので
センサーを交換して修理。
純正DVDナビのナビロムは
最新のものに入れ替え。
油脂類・エレメント・冷却水、
バッテリーは問答無用で全交換。
ワイパーゴムなんかもそうですね。
「リフレッシュ」的な作業は
これくらいですかね。
基本的なところばかりですが、
これでこの令和の時代に
平成中期の中古車に乗っていても
みすぼらしくは見えません。
程度の良いベースを選べば、
手数は少なくて済みます。
さて、ベースが仕上がりましたので
ここからは「カスタム」に入ります。
新しい車を迎え入れると、
どんどんカスタムしたくなりますが、
弊社ではカスタムより先に
リフレッシュをおすすめしています。
理由はいくつかあるんですが、
新車、もしくは高年式低走行の車、
その状態を「ゼロ」とするならば、
弊社が得意とする平成中期あたりの車は
経年や走行による消耗やダメージが
どうしても各部分に見られるんですよね。
それらは「マイナス」です。
まずはマイナスをゼロに戻してやる、
それからカスタム(プラス)してやるのが
いいんじゃないかなーなんて思います。
極端な言い方をしますと、
ボロイ車をどれだけカスタムしても
なんだかパッとしないでしょ。
人間だってそうです。
不潔な男がどれだけ頑張って
ハイブランドの物を身に着けたとしても、
女子からはモテないんですよ。
いいですか、人間もクルマも
お洒落の前にまず清潔感、
これを覚えておいてほしいです。
まずはホイールですね。
ご存知、RAYS TE37です。
ランクル対応のTE37は
現在も新品を入手することができますが
このサイズ設定がもう無い!
18インチの9J、オフセット0。
ここは拘りましたね。
このグインと反っているスポーク、
これがたまらないんですワ。
新品で購入できない以上、
中古品が出てくるのを待つのみですが、
ちょうど程度の良いものが
大阪府で出てきたので即購入。
タイヤはホワイトレターがほしくて
この手のタイヤでは最も静かという噂の
TOYO オープンカントリーをチョイス。
オープンカントリーの中でも
ホワイトレターの設定があるのは
極一部のサイズのみみたいですね。
そしてこれも拘った、
USランクル純正のルーフレール。
日本モデルと違い、
2本のクロスバーが入ります。
それをボディ同色ペイント。
ちなみにノーマルがこれ。
何気にボディとの接地部分(足)も
USの方が大きいんですよ。
えらい雰囲気が変わるでしょ。
リアワイパーは現行アルファード。
鉄製の純正に少し錆があったので
樹脂製のものに交換しました。
あとはヒッチメンバーくらいかな?
マリンスポーツやってる感(笑)。
スチール製の黒くて四角いやつは
どうしても安物感が出てしまうので
こだわりのステンレス製!
そしてこれはカスタムではなく
逆に純正戻しになるんですが、
ドアミラーのカバー。
仕入れた時にはもともと
社外品のウィンカーミラーが
装着されていたんですが、
私、個人的にあんまり
好きじゃないんですよ。
ですので、ノーマルのミラーカバーに
交換してしまいました。
ざっと、こんなもんでしょうか。
パッと見はホイール換えただけの
中途半端に古いランクルですが、
程度の良さやパーツチョイス等、
私なりの拘りが色々と詰まっている1台です。