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カテゴリ:ヤングタイマーに乗るということ

UCF21後期セルシオ コーナーランプ交換

2022.11.21 ヤングタイマーに乗るということ 

今朝のブログで話に上ったセルシオ。
フロントコーナーランプを交換しましたので
その様子を紹介します。

コーナーランプって、どこよ?って言うと、
ここです、ここ。
フロントのウィンカー部分ですね。
このレンズの周りの黒い樹脂部分が
経年により劣化して
ボロボロになってしまうんですよ。

アップで見ると、こんな感じ。
これはイケてませんので、
弊社が在庫している20後期セルシオで
ここがボロボロになっている車は
問答無用で交換するようにしています。

はい、これに交換しましょうね。
もちろん新品やで、新品!
おNEWです。
左右で2万円ちょっと。
高いと感じるか、安いと感じるか。
車がビシッと見えるようになりますから、
費用対効果という面で考えても
私は決して高くないと思いますよ!

手前が外した古い方、
奥がこれから取付ける新しい方。

こうやって並べると、
違いがおわかりいただけるかと。

ビシッと取付けます。
雰囲気が変わったでしょう。

写真を並べて比較してみましょう。
古→新。
ちょっとしたことではありますが、
こういうことの積み重ねが大事ですよ!

明日は定休日でーす。

GY50 フーガ450GT ダッシュボード載せ替え

2022.4.3 ヤングタイマーに乗るということ, 点検・整備・修理 

先日仕入れてまいりました、
GY50 フーガ 450GT スポーツPKG

低走行できれいなお車なんですが、
持病のダッシュボードの割れが
至る所に見受けられました。

うーん、これはイケてません。
まったく、ダメ!
というわけで、新品ダッシュに交換です。
私自身が載せ替えたわけではなく、
いつもお世話になっているディーラーさんに
交換していただきました。

どうですか!
さすがは新品。
美しいダッシュボードです。

割れがひとつも無くなりました。(当然)
やっぱりこうじゃないといけませんね。

ちなみに部品代、工賃あわせると
17万円以上の作業になります。
高い!
過走行のボロいY50フーガが
1台買えてしまいそうな金額ですね。
でも、車はやっぱりきれいじゃないと
気持ちよく乗れないと思いますので…。

まだまだ終わりません。
次は、天張りの張替えです。
フロントガラスとの際部分が
剥がれてきているのがおわかりかと。
これもY50フーガの持病ですね。

バイザーを下したところも、ホラ。
これではイケてませんので
内装屋さんに張り替えていただきます。
サンルーフ付きやから
高いんやろうね…。

この価格帯の仕入れた車に
いきなりここまで手をかけるショップは
そうそういないかと思います。
原価がかなり上がってしまいますし、
それは当然、販売価格に反映されます。
販売価格はなるべく抑えた方が
売れやすいというのはもちろんなんですが、
低燃費だ─、エコだ─、
ハイブリッドだ─、と言われる昨今、
しかも2,500ccや3,500ccのグレードがある中で
わざわざV8・4,500ccの450GTを探す方は
拘りが相当強い方だと思うんですよ。
「安かったら多少ボロくてもいいよ」より
「高くてもいいから程度の良いものを」と
お探しのマニア様に認めていただけるよう、
「自分が乗るんやったらこうするやろな」
という考えを基準に仕上げていってます。

希少な低走行の450GT、
しかもサンルーフ付きのスポパケ。
なかなか見当たらないと思うので
ビシッと仕上げて販売しますね。

そうそう、入れ替えで今度は
インフィニティQ45を預けてきました。
偶然ですが、V8・4,500ccが2台並びました。

・ヘッドライトAUTO使用時に
 強制的にハイビームになってしまう。
・BOSEオーディオの不良

この2点の原因究明をお願いしてきました。
よろしくお願いしまーす!

W140 PTS & エアコン修理

2022.3.31 W140, ヤングタイマーに乗るということ 

少し前のことですが、
W140が修理から返ってきました。
今回はPTSとエアコンの修理、
それからステアリングの交換を依頼していました。

お願いしたのは、MBworksさん。
いつもお世話になっております。

まずはPTSのインジケーターの修理。
修理というか、交換ですね。
PTS、パークトロニックシステム。
国産車で言うところのクリアランスソナーですね。

それから、エアコン。
症状としては、「温風が足元から出ないことがある」。
温度調節はできているのですが、
吹出し口の切り替えがうまくいかないことがあり、
エアコンの操作パネルの表示では
足元から風が出てくるようになってますが、
実際は足元からは風が出て来ず、
デフロスターから出てくることがあるんです。
クーラーにするときちんと
胸元から冷たい風が出てくるので、
「足元から風を出す」ことがうまくいかない様子。
毎度毎度ではなく、時々なんですけどね。

結論から言うと、これは完全修理には至ってません。
なぜかというと、部品が無いんですよ。
日本はもちろん、本国ドイツ、アメリカなど
方々に部品の照会をかけてもらったんですが、
残念ながら新品部品のストックは無し。
気長に中古が出てくるのを待つか…。

こういうことがあるのが古い車の辛いところ。
普段はシブいわぁ─とか、
カッコいいわぁ─とかばっかり言ってますが、
古い車に乗るうえでのリスクも
きちんとお伝えしたいと思います。

シビックなんかもそうですが、
壊れたり、故障したりしたときに、
「お金で解決できない」ことがあるんですよ。
それが嫌で手放しちゃう人も多いでしょうね。

あとはステアリングの交換。

純正のコンビハンドルが付いていますが、
革の部分の一部がどうしても
スレてテカっていたり、
シボが無くなっていたり…。

というわけで、交換してもらいました。
これは純正ではないんですけど、
仕上がりの良さそうな社外品を
海外から取り寄せてみました。
問題なく装着できて、一安心。
運転中、常に触っている部分ですので
ここはキレイな方が嬉しいですよね。

こんな感じの作業内容でした。

新規入庫の30後期セルシオ eR仕様

2022.3.28 ヤングタイマーに乗るということ, 在庫車紹介 

先日のブログを見てくださった方から
何件かお問合せをいただいております、
新規入庫の30後期セルシオ。
最終モデルのeR仕様ですね。
「車両の状態はどんな感じですか」
「おいくらで販売予定ですか」
気になりますよねぇ─。
私も気になります。

こちらのセルシオですが、
「私ならこんな風に乗るだろうな」
という感じに手を入れている最中です。

今のところ、
・ステアリングのチルト&テレスコモーター交換
・純正ナビのロムを最新のものに交換
・アルミをOPのメッキ18インチに交換
これくらいでしょうか。

今後、点検や油脂類交換、
タイヤも新品にする予定です。

それからゴールドエンブレムも!
黒ボディにメッキのアルミ、
ゴールドエンブレム!
これはイヤラしいでしょう。

ちなみに30後期セルシオの
「純正」ゴールドエンブレム。
フロントグリルのトヨタマーク、
トランクのトヨタマーク、
トランクのCELSIORロゴ、
この3点で1台分ですが、
私が問い合わせた時点で
3点すべて揃うのは、
メーカー在庫残り2台分!
あとは何かが欠品して揃いません。

そして、すみません、
2セットとも私が買いました。
買い占めました、すみません。
低年式の車を乗るうえで重要な項目、
「新品の純正部品の確保」を実行しました。

ちなみにですが、注文があれば
再販の可能性もあるそうですが、
いつになるのか、本当に再販するのか、
それはわからないという回答でした。

現存する新品純正ゴールドエンブレムのうち
希少な1セットをこのeRに
付けてしまおうと思います。

進捗状況、また報告しますね。

ちなみに、このまま
私の欲望の赴くままに進めていくと
仕上がる頃には車体価格は
かなり高額になると思われます。
「あとは自分でやるから
 程々でええんや!」
という方、お早めにご商談ください。

明日は定休日でーす!

おはようございます!(2/11)

2022.2.11 W140, ヤングタイマーに乗るということ, 朝のご挨拶 

車屋の朝は早い!
午前5時45分、冷え込んでいます。
今日と明日は仕入れに行くため
早起きの日が続きます。
世間では3連休という方も多いみたいですね。
弊社はいつも通り、連休ファッ●ューで営業です。

先日、ヤフーオークションで落札した
W140後期の純正テールランプが届きました。
今、車体に付いているものに
特に問題があるわけではないのですが、
雨水の侵入など、経年による劣化に備え
スペアとして持っておくためです。
後期用の純正テール、これが探すと
意外と見つからないんですよね。
できればルミナスバンドもあればよかったのですが…。

ヤングタイマーな車を所有するうえで、
スペアパーツの確保は重要なポイントです。
このW140もそうですが、
弊社が得意とする20系セルシオなんかも
廃番部品が出てきています。
ずっと乗り続けることができるよう、
しっかりと備えていきたいところです。

私の大好きなヤングタイマー車ですが、
今後は魅力ばかりではなく、
こういったリスクなども
ちゃんと伝えていければと思います。

それでは、今日も1日、
張りきっていきましょう!

弊社デモカーのW140

2021.11.10 W140, ヤングタイマーに乗るということ, 拘りの一品, 点検・整備・修理 

先日紹介したランクル100に続き、
私の愛車 兼 弊社デモカーの
W140 Sクラスを紹介したいと思います!

「お洒落の前にまず清潔感」。
古い車を乗るにあたって
私がいつもテーマにしていることですが、
このW140はその更に前段階として
「普通に乗れるようにする」
これが必要でした。

まず、ベース選びですが、
W140に乗るなら、
①S600ロング
②後期型(’97モデル)
③新車並行
この3点は絶対条件でした。

ひとつひとつ理由を挙げていくと、
①のグレードに関してですが、
ここはもう問答無用でS600です。
正確に言うとS600L、ロングですね。
V型12気筒のM120型エンジン搭載、
「チュイーン」と速く回るセルモーター、
独特の12気筒の滑らかなフィーリング。
これまでにマイカーとしてのW140は
500が1台(1台目)、
600を2台(2台目、3台目)、
今回のこの個体で4台目なのですが、
V12搭載の600じゃなければここまで
ハマることはなかったでしょうね。
ちなみにすべて、後期のロングです。

②に関しては、デザインはもちろん、
モデル末期の方が熟成されており、
トラブルが少ないという
輸入車購入のある意味セオリー通りです。

話が脱線しますが、
以前乗っていたW124の500Eに関しては
デザイン、エンジン仕様ともに
初期の’92モデルに拘りましたが
W140に関しては私個人的には
1996年8月以降に製造された
’97モデル、所謂後期型を選びたいですね。
武骨なデザインの前期型もいいんですが、
如何せんトラブルが多いと聞きますので。
(特にV12エンジン搭載の600SEL)

③に関しましては、
装備的な理由です。
後期ディーラー車の600には
純正ナビが標準装備。
正確には
「インフォメーション&コミュニケーションシステム」
っていうんですけど、
まぁ国産セダンで言うところの
「純正マルチ」に相当するものです。
これで何してんの~?っていうと、
ナビの機能に加え、
オーディオやエアコンのコントロール、
燃費などの走行データの表示など、
色んな機能が備わっているんですけど、
壊れると非常に厄介なことになります。
こんなもん、いらんわけですよ。

更に理由を挙げると、
インテリアのウッドパネルの違い。
ディーラー車ではウォールナットですが、
並行車はバーズアイ。
要は、D車だと茶色いウッドが、
並行だと黒っぽいウッドなんです。
カッコいいだろう!

他にもヘッドランプが
純正ディスチャージだったりもします。
トランクのナンバーポケットが
幅広なのも好きなポイントです。

とまぁ、ベース選びから
しっかりと拘るわけですが、
ここまで拘るとですね、
タマが無いんですよ。
「もう一度W140乗りたいなー」
と思い始めてから、
2年以上は探したんじゃないでしょうか。

ユーザーさんからの買取りの話なんかも
あったんですけども、
なかなか…。

で、ついに出てきました!
業者オークションで見つけたこの個体、
実走行7万km台のワンオーナー車。
オークション評価は4点。
正直、バリ物では無かったです、
エアコンも故障してましたし。
ただ、内装がまだキレイだったことと、
ベース車としてはOKレベル、
これを逃したらもう出てこーへんやろ!
という思いで仕入れてきました。

まずやったことは、オイル類の交換。
エムジャパンさんでリフトアップしてもらい、
オイルというオイルはすべて交換。
エンジンオイルのエレメントや
オートマのフィルターなんかもね。
バッテリーやエアコンフィルター、
エアクリーナーのフィルター、
冷却水ももちろん交換しましたよ。
基本の「き」ですね。
さらに、タイヤも新品交換。
W140の純正サイズのラインナップは
ミシュランかコンチネンタルだけ。
納期の関係でミシュランを選びましたが、
これだけで4本で10万円以上!
あまり出ないサイズは、高いです。

この時の様子はこちらで紹介されています。

その後、近くのMBワークスさんにて
エアコン不良の故障診断をしていただき、
他にも気になった点はすべて、
一気に直していただきました。
作業内容としては、
・エアコン修理
・パワーウィンドウスイッチ陥没の修理
・ショックアブソーバー交換(4本)
・リアアキュームレーター交換
・レベライザーオイル交換
・足回りブッシュ類交換
・左テールランプ交換(異物混入のため)
・ライトスイッチ交換
・内装イルミネーション球交換
・フロントPTS修理
などなど…

いつも言っている、
「お洒落の前にまず清潔感」。
その更に前段階として
「健康な状態を取り戻す」ことが必須です。

それから、ヘッドライトを分解し、
内部のクリーニングを施工。
掃除にヘッドライトレンズの
パッキンも新品に交換。

その後、いつもの鈑金塗装屋さんで
ボディ磨き&ガラスコーティング施工。
バッチバチに攻めてもらいました。

色褪せていたフロントグリルの横桟も
きれいに塗り直してもらいました。
ちゃんとした調色がわからなかったので、
比較的似ていると思われるメルセデス純正色の
「セレナイトグレー」をチョイス。
艶消しであるセレナイトグレーマグノという色も
純正色で設定があったのですが、
これは完全に艶消しでしたので、
あえて普通のセレナイトグレーを
3割ほど艶を引かせて塗ってもらいました。

健康、清潔感を手に入れたW140。
ここでようやく最終段階の
「お洒落」に手を付けられるわけですよ。
以前のブログでW140用として
ホイールを購入したことを
覚えていただいてますでしょうか。
BRABUS Monoblock Ⅲ。
ここで、ようやく履けるわけですよ。

仲のいいお客さんから、
「ブラバスはまだ履かないんですか?」
と聞かれたことがあるんですが、
私としては車が仕上がってから
履かせたかったんですよね。

ちなみにホイールを換えたあとは、
いつものフジイアライメントサービスさんで
しっかりとアライメント調整してもらいました。
この時の様子は、
フジイアライメントサービスさんの
ブログに掲載されています
ので、
よかったら見てくださいね。

ひとつ突っ込むと、
最初にタイヤを新品に交換した
純正アルミホイールが
無駄になるやん!って話ですが、
当初は新品のモノブロックⅢが
出てくるなんて思わなかったんですよ。

それから、オーディオも交換。
考えた末、選んだのは
カロッツェリアのDEH-P01。
カロッツェリアのCDデッキの最高峰。
高かったけど、これも拘りました。

あ、そういえばフィルムも貼りましたね。
透明の断熱フィルム、全面。
これはエアコンの効きが~というよりは
内装の保護のためですね。
劣化を防ぎたい一心です。

ここまで手をかけて、自分なりに
ようやく「見れる」ようになったW140。

そういえば、このW140を仕入れた時、
嬉しくてブログに載せたんですけど

「W140は販売されないんですか?
 売るならおいくらくらいですか?」
というお問合せをけっこういただきました。
仕入れた段階では乗りだすまでに
どれくらいの費用がかかるか
まだ全然わからない状態でしたが、
ほとんどの方が
100万から150万円くらいで
乗りだせると思われていたようですが、
とんでもない!

車体の仕入れ価格だけで
その価格には全然おさまりませんし、
乗りだしまでのリフレッシュだけで、
新車のタントのカスタムRSに
そこそこオプション付けたくらいの
金額が掛かっています。
車体代と合わせれば、
5年落ち、つい最近まで現行だった
W222のS550ロングが
余裕で買えちゃうくらいですよ。
しかも、(業者である)私の原価で、です。
エゲツないです。

同じお金を払って乗るのなら、
新しいW222を選ぶ方が
ほとんどでしょうね。
その方が、ええカッコできますし。
W140なんて傍から見たら
ただの古いベンツですしね。
でもね、私はW140がいいんですよ。
W140の600に乗りたいんです。
しかも、ビシッとしたヤツにね。

車って、興味ない人からすれば
ただの移動手段、
道具にすぎないんでしょうけど、
我々のような車好きからすれば
彼氏だったり彼女だったり、
相棒だったり宝物だったりするんですよ。
ちなみに私は「相棒」派です。
「彼女扱い」はしません。

どちらかと言えば趣味性の強い、
維持費のかかる車種が多い、
弊社の在庫車ラインナップ。
ランニングコストだけ考えるとすれば、
プリウスやアクアを買っておけば
車体も、税金などの維持費も、
よっぽど楽なんだと思います。
でも、命を乗せて走らせる車、
少しくらい拘っても
罰は当たりませんよね~。
それが仕事のやり甲斐にもなりますし、
素敵な人間関係にも繋がりますしね!

またまた話が長くなってしまいましたが、
弊社のW140の紹介でした。

弊社デモカーのランドクルーザー100

2021.11.4 ヤングタイマーに乗るということ, 愛車紹介, 拘りの一品 

私の愛車 兼 弊社デモカーでもある、
ランドクルーザーを紹介します。

UZJ100W、所謂、
ランクル100ってやつです。
平成16年式の中期型。
ガラスの色が後期と同じになる
「中期の後期」モデルです。
もう17年前の車になりますね。
オフロード車という性格上、
どちらかと言えば
荒くたい乗り方をされることが多いです。
当然、程度の良い個体は少ないです。
そんな中で、なぜ私が
ランクル100という車種を選んだのか。

その前に、私が以前乗っていた
1台のセルシオを紹介します。

昨年の春に入手した、こちらのセルシオ。
UCF21後期型、その中でも
平成10年のマイナーチェンジを経た
「後期の後期」モデルです。
ずっと昔から欲しかった条件、
・低走行、程度上
・C仕様Fパッケージ
・革/マルチ/SRの全部付き
・ダークグリーン
これを満たした極上個体を手に入れ、
私のマイカー兼デモカーとして
所有することにしました。

売るつもりはなかったのですが、
「こんなのも持ってるんですよ」
という意味でカーセンサーに載せたところ
広島県のG様というお客様から
猛烈なラブコールをいただきまして、
お譲りすることになりました。

私、免許を取ったのが
平成11年、18歳の時ですが、
まさに20後期セルシオが、ど現行。
カッコよく見えました!
もちろん18歳のボウズに
そんな高級車が買えるわけもなく、
ただ猛烈な憧れを抱いただけでした。

それもあって、弊社は今でも
20系セルシオ(特に後期)には
力を入れているのですが、
そんな中で手に入れた
このダークグリーンのC-F、
これを上回るほどの(私個人の好みとしての)
魅力を感じる、そして条件を満たす個体が
もう出てこないだろう、
そう思っていました。

そのダークグリーン号を手放し、
さぁ次はどうしようと思っていた矢先、
コロナですよ。
中古車相場が一崩れ、
ちょうどいいタイミングだと思い
前から狙っていたランクル100を
手に入れた次第です。

「オフロード界のセルシオ」
と揶揄されることもあるランクル100。
セルシオ好きとしては
一度は乗っておかなければ、と。
狙ったのは当然、最上級の
VXリミテッド Gセレクション。
ひとつ下のグレードとなるVX-LTDでも
OP選択できるサンルーフですが、
Gセレでは標準装備となります。
さらに、革シートが選べるのはGセレのみ。
昔から言われているVIPセダンの三種の神器、
革シート・マルチ・サンルーフ、
これが揃うのはGセレのみなんです。

そして手に入れたこちらの個体。
業者オークション評価4.5点、
走行距離は7万kmちょいだったかな。
どノーマルのVX-LTD Gセレクション、
狙っていた革/マルチ/SRの全部付き。
いくら革シートが選べるGセレでも、
装着されている個体は多くはありません。
そんな中でも程度の良い個体となると
数はかなり絞られてきます。
そして拘りのガソリン車。
巷ではディーゼルが人気ですが、
セルシオの異名を取るなら、
V8エンジン搭載のガソリン車でしょう。
100系ハイエースなどはトルクのある
ディーゼルが欲しいところですが、
ランクル100くらいになると
ガソリン車は4.7Lの大排気量。
十分によく走ってくれますし、
静かで安い、言うこと無しです。
良い条件を満たした
この個体に出会えたのは、
本当に幸運でした。

ディーラー記録簿たっぷりの、
2オーナー車。
初代、2代目、どちらのオーナー様も
しっかりと手を入れておられたのが
記録簿からもわかり、
さらにアクティブサスなどの
高額部品も交換記録がありました。

ですが、いくら状態が良いとはいえ、
17年前の中古車ですから
手を加えたいところはたくさんあります。
「古い車をきれいに乗る」、
それを実践してみたいと思います。

まずはボディ磨きとコーティング。
これは基本的なことですね。

それからライトレンズ類の交換。
ヘッドライトユニット、ウィンカー、
コーナーランプ、フォグランプ、
すべて新品に交換しました。
コーナーはちょっと洒落っ気を出して
USトヨタ純正を選びました。
「目力」という言葉がありますが、
よく人間の目に例えられることが多い
車のヘッドライト。
ここが曇っていたりすると
クルマ全体の印象が悪くなってしまいます。

ウィンドウのベルトモール、
バイザーもすべて新品交換。
ピラー部分は塗装なので、
ここも塗装屋さんで塗り直してもらいました。
黒いところは黒くないと
シャンと見えませんからね。

革シートはクリーニング。
弊社在庫車のうち革シートのものは
基本的に同様の施工を行っています。

それからシフトノブも新品交換。
コンビハンドルだけでなんと
14万円もしやがるんですよ!
消費税別で!
どう思います?
高すぎでしょ。

もともとのステアリングも
革部分が少しスレていた程度で、
そこまで状態が悪かったわけではなく、
さすがにこれはしばらく悩んでいたのですが、
ちょうどその時期にM様というお客様が
うちで30後期セルシオのeR仕様を
購入してくださったんですよ。
で、そのM様がですね、
コンビハンやシフトノブを新品で、
さらに新品のレグノGR-XⅡをバチッと履かせた
超きれいなeR純正18インチをご用意され、
「気持ちよく乗りたいんで
 納車までに交換しておいてほしい」
と御用命くださったんです。
それに私は心を打たれてですね、
自分のランクルのステアリング交換に
踏み切ることができました。

運転中、ずっと触れている部分ですから
これは満足度が高いですよ。
まさに、お値段以上。

あとはメーター内の油温計、
これもずっと「C」位置のままだったので
センサーを交換して修理。

純正DVDナビのナビロムは
最新のものに入れ替え。

油脂類・エレメント・冷却水、
バッテリーは問答無用で全交換。
ワイパーゴムなんかもそうですね。

「リフレッシュ」的な作業は
これくらいですかね。
基本的なところばかりですが、
これでこの令和の時代に
平成中期の中古車に乗っていても
みすぼらしくは見えません。
程度の良いベースを選べば、
手数は少なくて済みます。

さて、ベースが仕上がりましたので
ここからは「カスタム」に入ります。
新しい車を迎え入れると、
どんどんカスタムしたくなりますが、
弊社ではカスタムより先に
リフレッシュをおすすめしています。

理由はいくつかあるんですが、
新車、もしくは高年式低走行の車、
その状態を「ゼロ」とするならば、
弊社が得意とする平成中期あたりの車は
経年や走行による消耗やダメージが
どうしても各部分に見られるんですよね。
それらは「マイナス」です。

まずはマイナスをゼロに戻してやる、
それからカスタム(プラス)してやるのが
いいんじゃないかなーなんて思います。
極端な言い方をしますと、
ボロイ車をどれだけカスタムしても
なんだかパッとしないでしょ。
人間だってそうです。
不潔な男がどれだけ頑張って
ハイブランドの物を身に着けたとしても、
女子からはモテないんですよ。

いいですか、人間もクルマも
お洒落の前にまず清潔感、
これを覚えておいてほしいです。

まずはホイールですね。
ご存知、RAYS TE37です。
ランクル対応のTE37は
現在も新品を入手することができますが
このサイズ設定がもう無い!
18インチの9J、オフセット0。
ここは拘りましたね。
このグインと反っているスポーク、
これがたまらないんですワ。
新品で購入できない以上、
中古品が出てくるのを待つのみですが、
ちょうど程度の良いものが
大阪府で出てきたので即購入。

タイヤはホワイトレターがほしくて
この手のタイヤでは最も静かという噂の
TOYO オープンカントリーをチョイス。
オープンカントリーの中でも
ホワイトレターの設定があるのは
極一部のサイズのみみたいですね。

そしてこれも拘った、
USランクル純正のルーフレール。
日本モデルと違い、
2本のクロスバーが入ります。
それをボディ同色ペイント。

ちなみにノーマルがこれ。
何気にボディとの接地部分(足)も
USの方が大きいんですよ。
えらい雰囲気が変わるでしょ。

リアワイパーは現行アルファード。
鉄製の純正に少し錆があったので
樹脂製のものに交換しました。

あとはヒッチメンバーくらいかな?
マリンスポーツやってる感(笑)。
スチール製の黒くて四角いやつは
どうしても安物感が出てしまうので
こだわりのステンレス製!

そしてこれはカスタムではなく
逆に純正戻しになるんですが、
ドアミラーのカバー。
仕入れた時にはもともと
社外品のウィンカーミラーが
装着されていたんですが、
私、個人的にあんまり
好きじゃないんですよ。
ですので、ノーマルのミラーカバーに
交換してしまいました。

ざっと、こんなもんでしょうか。
パッと見はホイール換えただけの
中途半端に古いランクルですが、
程度の良さやパーツチョイス等、
私なりの拘りが色々と詰まっている1台です。

UZJ100W ランドクルーザーシグナスのリフレッシュ

2021.10.30 ヤングタイマーに乗るということ, 愛車紹介, 用品取付・カスタム, 鈑金塗装 

おなじみ、同級生の森田くんの
ランドクルーザーシグナスです。
今回は外装を中心としたリフレッシュのため
長期入院してもらっていましたが、
ようやく完成致しました!

まずは簡単な仕様の説明を。
・ランドクルーザーシグナス 中期型
・純正202ブラック(Ⅱ)
・(たぶん純正)エアロパーツ
・社外オーバーフェンダー(60mm)
・社外4本出しマフラー
・WORK LS207 20インチアルミ
・後期ヘッドライト
・後期USコーナーランプ
・後期フロントグリル
・後期LEDテールランプ
ざっとこんな感じでしょうか。

1年ちょっと前に納めてから、
・タイヤ新品交換
・コンビハンドル新品交換
・フィルム全面施工
・タイミングベルト一式交換
・フロント足回り一式交換
という感じに仕上げてきました。

とはいえ、もともと状態はそこまで
悪くはなかったのですが、
(むしろ現存するシグナスではかなりキレイな方)
なんや言うても生産後18年が経過。
経年や走行による劣化や消耗は
どうしても見受けられました。
森田くんが昔から憧れていたシグナス、
どうせならビッカビカにして乗りたい、
その思いを叶えるべく、
リフレッシュ入院することに。

今回のリフレッシュは気合が入っていますよ!
まずはボンネット再塗装。
ウォータースポットと傷があったのでね。

ルーフもウォータースポットと
SRバイザーの外し跡があったため再塗装。

オバフェン類、飛び石傷があったため
取り外して再塗装。
その他、フェンダーやドアパネルなど、
各部塗装し直しています。

リアバンパーは一部割れていたので
補修してから再塗装。
塗装屋さん曰く、これが大変だったそうです。

ヘッドランプ、コーナーランプ、
フォグランプは磨いた後にクリア塗装。
キラリンコンです。
USコーナーランプはナンチャッテではなく
安心の小糸製作所製、トヨタ純正です。
こだわってますねー。

ドアバイザー1台分、新品交換。

ベルトモール(水切りモール)、
これも1台分新品交換。

エンブレム類、新品交換。

これは少し前に先に施工しましたが、
フロントグリルAssy新品交換。
後期純正です。

ドアパネルのメッキモールは
残念ながら新品が廃番に。
ですが、バチッと磨いてくださったので
輝きを取り戻しました。
こういうところで差が出ますよね。

これはリフレッシュではなく
カスタムになりますが、
ドアミラーウィンカーを取り付け。
さらにウィンカーポジションキットで
スモールと連動で光ります。

最後にバッチバチに磨いてもらって、
ガラスコーティングを施工して完了。
めっっっちゃキレイになりました。
まさに、ピカピカ!
このシグナスは内装、革シートも
特にきれいですので、
新車に近いと言っても過言ではないでしょう。
オバフェンやエアロパーツを含め、
かなりの数のパネルを塗装し直したことで
費用はそれなりに上がりました。
軽トラの新古車がゆっくり買えちゃうくらい。
ですが、この仕上がりを見れば
文句なしで納得できるでしょうね。
これは値打ちありますよー!

本日、早速取りに来てくれました。
車の仕上がり具合に喜んでもらえ、
長いこと待ってもらった甲斐がありました。
つられてこっちまで嬉しくなりますね、
本当。

代車もきれいに洗車して
返してくれました。
こういう気遣いが嬉しいですね。
森田くん、ありがとう!
奥ちゃんも、ありがとう!

明日は臨時休業です!

おはようございます!(10/17)

2021.10.18 ヤングタイマーに乗るということ, 朝のご挨拶 

月曜日が始マンデー!
昨日から一気に寒くなり、
東北や北海道では早くも
雪が積もりだしているそうです。

昨日ですね、大阪府からT様が
ご来店くださいました。
「時間厳守で行きます」のお言葉通り、
約束の13時ピッタリに来てくださったT様。
ありがとうございます。
しかも!しかもですよ!
なんと、弊社のNew車検証入れを購入しに
わざわざ来てくださったんです。
嬉しいですね~!

T様はもともと30後期セルシオの
注文販売をいただいたところから
お付き合いがスタートしたのですが、
残念ながらT様のご希望の条件に沿う個体を
私がなかなか見つけられず…。
予算は潤沢にございましたので、
あとは条件に合う個体が見つかれば、
というところだったのですが、
ちょうど条件に合う個体が
他店様で販売されていたようで、
そちらで購入された次第なんです。
せっかくお声掛けいただいてましたのに、
お力になれず申し訳なかったです。

で、今回、その購入されたセルシオに
乗ってきてくださったんですが、
購入後、車体のリフレッシュに
かなり力を入れられたようなので
紹介させていただきますね!

まずは外装から!
・ヘッドライトレンズ
・フォグランプユニット
・フロントグリル一式
これらを新品に交換!

・メッキモール、グルッと一周分
・Fフェンダーのウィンカーレンズ
これらも新品に交換。
アルミホイールは傷ひとつない
程度の良い中古品を探されたそうです。

・ウィンドウガラスのモール
・フロント&リアガラス周りのメッキモール
・ドアピラー
・ドアノブ
など、メッキ部分はほぼすべて新品交換!

インテリアにも手を出されています。
そうそう!
この「マルチレス」というのが
車を探すときの絶対条件でしたね。
あとはパールで低走行、
もちろん状態の良いもの。
この条件で探していたはずです。

革シートもリペアされています。

ウッド&レザーのコンビハンドルは
ウッド部、レザー部、それぞれ
専門業者にてリペアされており、
新品みたいになっていましたよ!

ここはノータッチだったそうですが、
センターコンソールのウッド部分も
ピカッと磨き上げられていました。

他店様で購入された車を
ブログで紹介するというのも
なんだか変な話かもしれませんが、
「古い車をきれいに乗る」という
私のテーマに沿っていると思い、
紹介させていただきました。

30系後期セルシオが販売されていたのは
平成15年から18年まで。
ということは、いくら新しくても
15年も前の車ということになります。
よほど素晴らしい環境で
保管されてきた個体でない限り、
どうしても経年や走行による
消耗やヤレは出てきますので、
ビシッとさせるためには
まずマイナスをゼロに戻すところから
はじめる必要があります。
ちなみに今回のT様のセルシオ、
同じ個体がもう1台買えるくらい
リフレッシュに予算をかけたそうです。
間違いなく100万円オーバーでしょうね。
その甲斐あって、素晴らしい状態でした。

こういうのって、私自身も
本当に勉強になるんですよね。
ここをこうしたらいいいですよ、とか
ここを換えたらこうなりますよ、とか
ユーザー様から教わる事、
けっこうあるんです。
まだまだ勉強が足りません。

ちなみに、まだ本決まりではありませんが、
奥様用として軽自動車を探してほしい、と
ご依頼をいただきました。
T様、ありがとうございました!

それでは、今日も1日、
張りきっていきましょう!

おはようございます!(9/10)

2021.9.10 ヤングタイマーに乗るということ, 在庫車紹介, 朝のご挨拶 

スカッと気持ちの良い青空です。
気温は少し低めですが、
日中はかなり上がる予報です。

こちら、先日仕入れたセルシオです。
冷間時のアイドリング中に時々、
息継ぎみたいな症状が出ていました。
オークション会場で下見した時から
気付いていたんですが、
どうせ点火系やろー、
プラグかイグニッションコイルか、
そのあたりを交換したら直るやろ、と
高を括ってたの仕入れてきたのですよ。
ところが販売開始する前に診断してもらうと
ECUの不良ということが判明しまして。
例によって新品のECUは廃番。
メーカーからは供給が止められています。
中古ECUを探してもよかったのですが
また同じ症状がでるかもしれませんし、
10系と同様にオーバーホールを打診。
見事、復活してまいりました。
よかった。

症状としては冷間時のみ発生、
エンジンがあたたまると
調子が良くなるんですよ。
ええ加減な車屋さんだったら、
「なんか最初ちょっと調子悪いけど、
 あったまったらどうもないし、
 古い車やからこんなもんやろ!」
ってそのまま販売するでしょうね…。

20系前期型最終モデル。
低走行、オークション評価4.5点。
革シート、サンルーフ付き!

オプションのレースシートカバーに
電動リアカーテンまで付いています。
状態良く、希少な個体ですので、
復活してくれてよかったです。

機関系は問題なくなったので
次は外装を仕上げていきます。
ちょっとわかりづらいですが、
マスキングテープを貼っているところ、
合計7面ほどあるのですが、
これからここを塗装し直してもらいます。
もともとはリアバンパーの下半分のみ
塗装してもらうつもりだったのですが
どうせやったらバッチバチにしたろ!
ということで細かい傷も直すことに。
(また原価が上がってしまう…)

この令和の時代に平成一桁年代に発売された
21前期セルシオを探している方は
相当拘りの強い方だと思いますので、
そんな方に「合格!」と言っていただけるよう
仕上げていきたいと思います。

それでは、今日も1日、
張りきっていきましょう!