
土曜日です!
本来ならオークション日なんですが、
お盆の関係で休催ですので
店で仕事します。
本日の予想最高気温は37℃!
熱中症指数は「危険」とのことです。
暑さ対策は万全を期してくださいね。
今日はちょっと愚痴らせてください!
いいですか、今から盛大に愚痴りますから、
嫌な気分になりたくない方は
そっとブラウザを閉じてください。
お盆前にY様という方から
新規入庫のエスティマに
お問合せをいただきました。
最初にいただいたメールが
「昨日入庫エスティマいくらで販売されますか?」
という内容だったんですが、
「エスティマの販売価格はまだ未定です。
入庫時点検や車検がまだ済んでいないため、原価が計算できていないからです。
たとえば「現状でいいから安く買いたい」などのご要望がございましたら、できるだけ対応させていただきます。」
と回答いたしましたところ、
「現状ではおいくらですか?不具合無さそうですか?」
とお尋ねになられました。
この質問に対し、
「本当に現状でよければ、リサイクル料金込みで53万円でお譲りします。
不具合につきまして、試乗したわけではありませんので把握できているところは多くありませんが、オークション会場で一通りの電装品やエアコンのチェックはしましたが、特に問題は無さそうでした。」
と回答したんですけど、
「●●●●とゆうサイトで調べましたら33万円で落札されてましたね!もろもろの費用入れても40万はならないですね?検討します。」
と、思いもよらない返信をいただきました。
まずこのY様がおっしゃるサイトですが、
私、はじめて聞いたんですけど、
一般ユーザーさんが業者オークションの
「ある程度の相場」を見れるサイトみたいですね。
ただ、「ある程度」なんですよ。
だいたい〇〇万円~〇〇万円という様に
幅を持たせて表記されているんですね。
この最安値がY様のおっしゃる
33万円という数字だったんですが、
まずなんで最安値で落札したと思ってんの?
そこがまず理解できない。
なんでそんな都合いいように考えれるのか。
そして
「もろもろの費用を入れても40万円はならない」
とはどういうことなん。
もろもろの費用って、何?
よっしゃ、いいですよ、じゃあね、
仮に33万円で落札したとしてもですよ、
車体価格消費税 33,000円、
リサイクル料金 15,220円、
会場の落札手数料 10,000円以上、
これだけの金額がかかるわけですよ。
オークション会場から出すだけでね。
さらに店に運んでもらうのに
陸送料金もかかりますし、
会場までの交通費なんかもかかるわけですよ。
おっしゃっている33万円で落札しても、
余裕で40万円以上になりますしね。
僕の日当なんかは無視して、ですよ。
ましてや実際はそれ以上の金額で
落札してきているわけですよ。
そこから、いくら現状とはいえ
ルームクリーニングなどの
仕上げもするわけですよ。
細かいことを言えば
保管している間の家賃なんかも
計算に入れなくちゃならないわけです。
それでリサイクル料金込みで53万円って、
決して高くないと思ってるんですよ。
このY様がどういうつもりで
「40万円はならないですね?」と
おっしゃったのかはわかりませんが、
何とも言えない気持ちになったのが、
「この人、モノを買うのに
いちいち原価とか気にしてんの?」
ってこと。
さみしいなァ─って思ってしまいまして。
別になんぼでもええやん原価なんて。
自分がその金額に納得したんなら、
売主がどれだけ儲けようが気にならんやろ。
たとえば中古車って仕入れした金額があって、
オークション会場に払う手数料、
輸送費や加修費、印紙に証紙、
場合によっては自動車税や重量税、
自賠責保険やナンバープレートなどの法定費用、
色んな経費がかかるんです。
さらにクリーニングなどの手間賃なんかも
計算に入れないといけませんし、
保管する地代なんかがかかるわけですよ。
うちみたいな小さなお店ですら、
毎月家賃30万円くらい払ってるんですよ、
ストックヤードや倉庫も入れたら。
ヤフオクやカーセンサーの出品料とか、
色んな経費がかかってるわけですよ。
そのへんの金額もわかってないのに、
そんなに原価を気にしてどうすんの?
悪いけど、車屋ってかかる経費から考えたら
原価率って相当高い職種ですよ。
さらに、損する時も金額が大きいですし。
不動産屋さんなんかと同じで
扱っている商品の単価が大きいから
ぼろ儲けしてるように
思われがちなんですけど、
その分、経費も大きいしリスクも高いんですよ。
そこをなんで考えていただけないのか。
モヤモヤした気分になりました。
「Yさまのお言葉、少なからず私は不快な思いをしました。
ご購入をご検討いただけるということですが、申し訳ないですがお断わりさせていただきたく思います。
きっと、お互いに気持ちの良いお取引きにはならないような気がしますので…。
せっかくお声掛けいただきましたが、申し訳ありません。
他店様で良いご縁があることをお祈り申し上げます。」
これが、私がY様に最後にお送りしたメールです。
お名前の部分以外は、
この通りに送信しました。
購入をご検討くださっているお客様に対して、
このような態度を取るのは
もしかしたら不適切なのかもしれません。
商売人として、向いていないのかもしれません。
でも、私は自分が販売している中古車に対して、
この金額でこの内容なら良いだろう、と
自負を持って商売させていただいております。
そして、少ないながらもこのスタイルを
応援してくださっているお客様もおられます。
ありがたいことです。
そのへんを考えると、どうしてもこのY様と
お取引きをしたいと思うことができず、
失礼ながらこのような返信とさせていただきました。
今の世の中、どこでどんな風に
噂が広がるかわかったもんじゃありません。
「なるき屋」というブランド、
そして自分の身を守るという意味でも、
自分なりに悩んだ結果、
この件を記事にさせていただくことにしました。
朝から長文にお付き合いいただき、
ありがとうございました。
それでは、今日も1日、
張りきっていきましょう!