
定休日明けの水曜日!
傘はいるかな?いらんかな?程度の
小雨が降り続いている京都市です。
気温、湿度ともに高めで
ジトッとした梅雨特有の空気です。

昨日は一応お休みだったので
お昼前くらいから警察署で車庫証明申請、
それから陸運局で仕入れた車の名変など、
ゆっくりと事務作業をしていました。

お昼ご飯はこれやで。
陸運局の近くの来来亭で、冷麺。
前も言いましたが、大好きなんですよ、これ。
夏季だけじゃなくて年中提供してほしいワ。
帰ってからは仕入れ車のネット掲載準備など、
ダラダラと仕事していました。

そして先日買ってきた、児島ジーンズ。
何をしているのかと言うと、
「糊落とし」ですね。
今回購入したデニムは「生デニム」です。
デニム生地は製造過程で
裁断や縫製を安定させるために
「糊」がつけられています。
正確に言うと、織機で織る段階で
縦糸に糊が付けられ、
さらに織り上がった段階でも糊付けされます。
その織り上がったデニム生地を使って
ジーンズなどの商品に加工します。
市販されている多くのデニム商品は
一度ウォッシュし糊が落とされた状態で
店頭に並ぶわけなんですが、
今回購入したジーンズは
20世紀前半の製法に則り、
この糊がついたままの状態で販売されています。
これが、所謂「生デニム」。
他にもリジッドデニム、ノンウォッシュデニム等と
呼ばれることもあります。
糊がついたままで履き始めると、
ジーンズ生地が硬い状態のままで
着用することになりますので、
履いた時のシワがハッキリと鋭角に出ます。
=メリハリのきいた色落ちとなります。
ただ、ここで問題になってくるのが
デニム生地の「縮み」です。
多くのデニム生地は綿糸で織られているため、
洗濯や乾燥によって縮みが発生します。
中には縮み率が5%を超えるものもございます。
生デニムの状態で履き始め、
自分の体形に合ったヒゲのアタリがついても、
それを一度洗濯して乾かすと、
下手すると1~2インチほど縮むわけですよ。
すると当然、次に着た時のサイズ感や
フィッティングが変わってきますので
付いているヒゲの位置がずれることになります。
これではヒゲがぼやけてしまい、
何とも不格好な色落ちになってしまいます。
中には「一生洗濯しません!」なんて
強者マニア様もおられるようですが、
ちょっと現実的ではないですよね。
ですので「履く前に糊落としをする」、
これが大事になってきます。
糊落としの作業自体は難しくはありません。
ジーンズを裏返し、ボタンやジッパーを閉めて
40℃から50℃くらいのお湯に浸け込みます。
メーカーによってはコーンスターチなどの
天然糊を使っている場合があり、
冷水では糊が溶け出しにくいので
温水を使うのがポイントです。
最初はどうしてもジーンズが浮いてくるので
全体がお湯に沈むように
しっかりと浸け込みます。
2時間ほど放置したらお湯から出して、洗濯。
このとき、洗剤は入れてはいけません。

脱水まで終わったら洗濯機から取り出して、
筒状にして風通しの良い日陰に干します。
このとき、ミミの形をしっかりと整えておきます。
乾いたら、完了。
「ファーストウォッシュ」ができました。
面倒くさいけど、難しくはないでしょ。
どんな風に成長していくのか、楽しみです。
それでは、今日も1日、
張りきっていきましょう!